便利さの先にあるもの

今朝テレビで、映画などの喫煙のシーンを規制するWHOの勧告について取り上げていました。

先月の発表なので何で今頃?と思いつつも観ていたのですが、映画のシーンを規制したところで街中で歩きたばこをしている大人がいたり、家庭で吸っている人が居る限りは結局効果ないのでは?と思ったりしますね。

以前、北野武さんが暴力シーンの社会的影響について聞かれたときに、世の中には感動ストーリーの映画がたくさんあるのに何で世の中は良くならないんだよ、と切り替えした話もあります。

なんでも規制すればいいってもんじゃないぞ!

 

こんばんは、コーチングスケイプの大森です。

 

規制といえば、スマホなども何かしらの規制の対象になってくるのかもしれません。歩きスマホとかは本人も危険だし、周りにも迷惑ですからね。

と思っていたら、こんな記事がありました。

 

スマホ依存が人間の脳に与える2つの悪影響

 

この記事では、スマホが脳に与える悪影響として、

1.テキストの読み込みが浅くなる

2.集中力の低下

が挙がっています。鵜呑みにするつもりはありませんが、確かにそんな気もする、と感じました。

 

以前、勤め先で人材開発部門で働いていた頃、社員に興味を持ってもらうためにニュースペーパーを発行していました。その時に何名かの方からフィードバックを戴いたのですが、その一つに「行が長くて読みにくい」というものがありました。

その時の文章は1行が40文字程度です。このブログもパソコン画面で見るとその程度の文字数が1行に使われています。これが長いというわけです。

スマホで読むと半分以下の文字数なんでしょうね、きっと。

「きっと」というのは、今の私はスマホを持っていないので確かめられません。昨年まではスマホユーザーだったのですが、自制が効かずSNSやらネットニュースなどを空き時間に見てしまうのですけど、その時間がもったいないと思い、ガラケーに戻しました。

 

話を戻すと、読みにくい原因は文字数の増加による眼の動く量が増えることでしょうね。小さな画面で一瞥できる程度の眼球運動量になれてしまうと、横長の文章が読みづらくなるのかも。

先の記事ではその結果、読み方が受動的な「浅い読み」になり、能動的な「深い読み」で得られる洞察力が低下するということが書かれています。

技術が便利を生み、便利が人間の能力を低下させる。

ちょっと怖いです。人工知能もそうなんですけど、技術が人間の能力を肩代わりすると、その能力は低下していきます。

「考える」という行為は、他の動物よりも弱い人間の武器だったはずなのに、その行為が技術を進化させ、技術が人間を滅ぼす。そう考えるとなんだか虚しいのです。

そうなる前に何とかするだろうと思ってはいますが、無条件にそう信じるわけにもいかないのですね。

 

ひとつの解決策として、便利さを手放せばいいわけですが、そう簡単には行かないのでしょう。スマホを手放した私でも、携帯電話を持たないということは考えられませんでした。(携帯電話を持たないライフスタイルは私の夢の一つですけどね!)

この記事を書いた岸博幸さんは、最後に「スマホの利用を規制するなら、まずは大人から」と言っています。私も賛成ですね。手放せとは言いませんが、せめて子供の手本になるような使い方ができるようになってほしいです。

 

身の回りの「便利さ」は、あなたに何をもたらしていますか?

 

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Photo by pabak sarkar