スキルだけでは解決できないことは案外多い

昨年末から毎日ブログを更新し続けたおかげで、僅かながらブログへの訪問件数が増えています。メインは検索サイトからですが、どんなワードで検索して当ブログに来られたのかを見るとちょっと興味深いです。

ここ数週間で多いのは「褒める」という単語。どういった理由で検索されたのかまでは分かりませんが、対人関係で悩んだり、部下を褒める、異性を褒めるということで迷いがある方が多いのかもしれませんね。

 

こんばんは、コーチングスケイプの大森です。

 

自分でブログを書くようになってから、他人のブログを読むようになりました。参考にしたいという部分もあるけれど、それ以上に人の意見を読むというのは発想の刺激にもなるからです。

同業のコーチングをやられている方のブログの中ではこの方のブログを読んでいます。言いたいことをきちんと伝えてくれているので、読んでいても気持ちがいいし、自分ももっと言いたいこと、書きたいことを自由に書こうと思わせてくれたブログのひとつです。

そんな彼女の最近の記事を読みながら、思い浮かんだことを書いています。

 

信頼と好感を生む「自分の意見」の伝え方

 

内容に関しては、確かにそうだなと思うし、相手の考えを否定する余計な言葉を含んだコメントをしてしまうという部分では「やべ、俺もやってる・・・・」と思わせてくれるものでした。(詳細はここには書かないので、リンク先をお読みください)

ところで、私のクライアントさんの中にも自分の意見を伝えることを苦手としている人が少なくありません。別にコミュニケーションに問題があるわけでもないし、日常は何の問題もないのですが、いわゆる「言いづらいこと」を伝える術を知らないのです。

 

先日もありました。社内のある人の体臭が問題になっているという話。

確かに「あなたは臭いです」とは言いづらいし、コーチングスキルのアイメッセージ(「私」を主語にする伝え方)を使ったところで「私はあなたが臭いと思います」とか「私はあなたにお風呂に入ってほしいと思っています」というのも変ですよね。

でも、どんなに伝えづらいことでも、時には伝えなければいけないことって案外多いのです。伝えづらいから伝えない、自分が我慢をするという選択もありだとは思いますが、根本的な解決はなされません。臭いものに蓋、見て見ぬふり、結局は逃げているだけですよね。

万人に共通する「こうすれば解決!」という策はありません。でもね、あなたなりの伝え方を見つけないと。

 

以前勤めていた会社で、同じグループの部下(♂)の香水の匂いがきつかったときがありました。

体臭よりはマシかもしれませんが、周囲も困っていたし、自分が仕事をしていてその人が近づいてくるとすぐにわかるという状態。でも、言葉にするには色々と気遣いが発生します。

でもね、結局言いましたよ。(笑)

「お前、臭いぞ!」と、笑いながら。

心得たもので、周囲にいた人も笑顔で同調。もちろん「自分の匂いって自分じゃわからないからね。女性でも自分で気が付かない人が多いよ」などとフォローしてくれる女性もいたり。(ちなみにその女性も文句を言っていた一人ですけどね)

本人はそんなはずはないと納得していなかったようですが、数日後には香水の量が減ったことが分かりました。

普段から本音でぶつかり合える仲間だったから可能にしたやり取りだと思います。

 

何が言いたいかというと、言葉のスキルだけでその場をどうにかしようとしてもダメだということです。「スキル以上に重要なこと」があるのですよ。

スキルを使うのは一瞬のこと。実際にはその前後の文脈が大切で、上の例では言い難いことを言える関係を作っていること、言った後もその人に積極的に絡んでフォローするという姿勢が必要なのですね。

 

仕事柄、いろんな組織を見ているのですが、こういう雰囲気を持った組織、その雰囲気を作り出せるリーダーが少なくなっている気がするのです。

コミュニケーションスキルの重要性は依然として注目され続けるでしょうけど、単なるスキルで終わらせないためにも、自分の在り方を見つめ直し、そうなるためには日ごろからどのような言動を取るべきかを考える時間を取ることも大切なんだと思います。

 

あなたの周りは、いつもどんな雰囲気ですか?

 

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