「図書室のキリギリス」を読んで ― 図書館に行きたくなる本

今朝アマゾンで頼んだ本が夕方届きました。スゴイ時代だなと改めて実感。

本を買うだけが目的ならば、本屋に行く必要がなくなるかもしれない。

でも、本屋には本屋の良さがあるんですよね。

 

こんばんは、コーチングスケイプの大森です。

 

今日、土曜日はのんびりと読書しながら過ごしました。読んだ本のタイトルは「図書室のキリギリス」(竹内真、双葉社)でした。

とあるメルマガのバックナンバーを読んで、「さようなら、オレンジ」(岩城けい、筑摩書房)に興味を持ちネットで調べたら、アマゾン君が先の本を勧めてきたのです。そうしたら「図書室のキリギリス」というタイトルの方が気になってしまい、地元の図書館で借りてきました。(ちなみに「さようなら、オレンジ」は貸し出し中でした)

本の内容は、夫が失踪したことがきっかけで離婚し、生活の安定のために職探しを始めた主人公の詩織が、友人の紹介で県立高校の図書室の司書を務めるところから物語が展開していきます。

そこで出会う先生や生徒、前任の司書との交流が彼女自身の人生を前に進めることになるのですが、全編を通じて図書館や本の魅力が伝わってくる小説でした。また読みながら、自分も若いころから本が好きだったらなと、登場人物たちを羨ましく思いました。

私は若いころから本をよく読んで、、、いません。むしろ本など無縁の青春時代を過ごしていました。普通の本はおろか、ひょっとしたら教科書もろくに読んでいなかったかも。。。

それでも記憶の糸をたどってみると、高校生の時にはなぜか突然聖書を読みだしたり、小学生の頃は大人が読むような車の本を一所懸命に読んでいた記憶もあるので、まったく読んでいなかったわけではないのでしょう。

 

ここまで書きながら思い出したのですが、小学生の頃に何度も読んでいた本があって、その本は当に処分してしまったのですが、3年くらい前にネットで見つけて古本を購入したことがあります。買っただけで満足していて、そのうちに読もうと放置してあることも。

それは「モータースポーツを志す人へ」(二玄社)で、あの頃はモータースポーツの世界にすごく憧れていて、将来はレーサーになりたいと思いながら読んでいました。こういう思い出とか、その当時の想いとか、人それぞれにそういうものが本には詰まっているのだろうと思います。

こんなことを思い出させてくれたのもこの小説のおかげで、小説の中でも登場人物らが自分の想いを本と結び付けて語る場面が最後の方に出てきて、ちょっと感動しながら読んでいました。

 

ネットで本を注文するのは楽でいいのですが、書棚の本を眺めながら読みたくなるような本を探す作業も捨てたものではないはずです。本屋、古本屋、図書館。紙の手触りを確かめながら選ぶのは、とっても贅沢な時間なんだと思います。

 

bookshelf photo

One thought on “「図書室のキリギリス」を読んで ― 図書館に行きたくなる本

Comments are closed.