感覚は教えることが出来ないから

今日は小学生の娘と二人でアート講座に行ってきました。

色鉛筆アートの入門講座の割には結構難しかったけれど、何とか二人とも海辺の絵を完成させてきました。

 

こんばんは、コーチングスケイプの大森です。

 

このアート講座ですが、正直に言うととても分かりにくい教え方で、他の参加者からも戸惑った感じが伝わってきました。なんというか、説明が足りない感じで結局のところ何をしていいのかわからない。

簡単に内容を説明すると、①書きたいもののパーツ(今回は岸壁の岩をいくつかの塊に)を捉えて大まかな輪郭を描く、②色の濃淡を意識して暗いところを塗る、③全体的に濃淡を意識して描く、④細部を仕上げていく、というような手順。

色の濃淡を色の線を重ねるようにして描いていくのですが、この説明が幾分乱暴だったのですね。

描く前の説明は、鉛筆の持ち方、線の書き方、色の説明、光と影などをざっと(ほんとにほんの少し)説明して、さぁやってみましょう!と。

思わず苦笑い。でも、やるしかないのでやっていると先生がやってきてアドバイスをしていただけたのですが、これまた感覚的な言葉でした。

「もっと大胆に!」
「いろんな色を使いましょう」
「いろんな線をたくさん描くんですよ」
「やっていくうちに感覚が掴めて来るんですけどねぇ」

まぁ、そうなんでしょうけど、「入門講座」を受けに来る初心者にはまったく分からず。大人は頭が固いから?と思ったのですが、参加している子供たちもよく分からないみたい。

それでもやっていくうちに(大人は)理屈は分かってきます。

線を重ねていくのですが、線と線の間隔によって濃淡が変わる。(広くすると薄く、狭くすると濃くなる)

灰色に見える岩も、灰色で塗るのではなく、様々な色の線を線の向きを変えて重ねることで遠目から灰色(のような)の色合い近づいてくる。(ただし、初心者の私にはどのような組み合わせが良いのかが全く分かりません)

などなど。でも、理解しても手がその通り動いてくれるかどうかは別問題。そもそもデッサンの技術が無いので、輪郭を捉える下書きすらままならない。

デッサン力はともかく(そもそもデッサンを教える時間が無いし)、色鉛筆講座ですからせめて線と線の間隔の話と、色の組み合わせのサンプルくらいは提示してほしいところですね。

 

私もコミュニケーションを研修で教えますが、参加者の中には他人とのコミュニケーションを苦手としている人もいます。なるべくそういう人にも分かるようにと意識して伝える手段を用意していくのですが、どうしても感覚的な部分は残ってしまうのです。

今回の講座を受講して分かったことは、感覚をそのまま感覚として伝えるのは困難だということ。なるべく伝わるように言葉や絵を駆使して工夫をしないと参加者は混乱するということ。

他人のふり見て我がふり直せ、ですね。そういう意味でも貴重な時間となりました。

ちなみに私はそれなりに楽しめましたが、娘はあまり楽しそうではありませんでしたね。帰りに図書館に立ち寄って好きな本を借りてきたのですが、そちらの方が嬉しそうでした。

 

drawing photo