熱く語るのもいいけれど、同じ土俵で語り合った方がいいですよ

今日はいい天気でしたが、その分だけ暑い。もうそんな季節なんですね。

外が暑いのはまだしも、電車の中で熱く言い争いをしている二人が社内の温度をさらに上昇させていました。

 

こんばんは、コーチングスケイプの大森です。

 

時々、「いや、○○だよ」「いや、そうじゃなくて△△だ」という言い合いを目にすることがあります。細かな点を挙げ辛い、どっちがいいの悪いのと。

相手の放った言葉に対してそれぞれの言い分が飛び交うのですが、傍から見てると無意味な言い争いも多いものです。

何がいいのか悪いのか。

たいていの場合、答えは「目的によって答えは変わります」になるのです。

そう、言い争っている人同士の目的が共有されていないから、意味がないのです。

 

抽象的な話でつかみどころがないので具体例を出すと、部下を「褒める」ことがありますが、褒めることが良い事か悪い事か。

別によくも悪くもない。状況によっても変わるし、相手によっても変わる。そして褒め言葉によっても変わるのです。

褒められて喜ぶ人もいれば、喜ばない人もいる。

身もふたもない事ですが、「褒める」ということ自体に良いも悪いもないのです。

 

相手が落ち込んでいる。そしてそのことが影響して仕事に支障が出ている。上司が、この部下にきちんと仕事をしてほしい時に、相手の話を聴き、相手を受け止め、励ますつもりで部下の日ごろの仕事ぶりを褒めた。

「きちんと仕事をしてほしい」という上司の意図から考えると、部下のやる気を取り戻し、再び仕事に取り組むようになるのでしたら、この場合の「褒める」は良い事ではないでしょうか。

ビジネス書に「部下を褒めた方がいい」と書いてあったので、普段は怒鳴ってばかりの上司が突然部下を褒めだした。部下は「何か裏があるのかもしれない」と不審に思った。

目的も意図も明確でなく、「ビジネス書に書いてあった」という部下には何にも関係のない行為。何がしたいのやらで、これが続くと信頼すら失いかねません。

これはあまり良くない「褒める」ですね。

 

ほら、「褒める」が良いのか悪いのか。議論することすら意味がない。目的が共有されている状態で、この場合どうしたらいいのだろうかという議論なら意味がありますけどね。

良い悪いの判断基準は「目的に合致しているのか」という事であって、一般的な言動や事柄には良い悪いの性質はないのです。

自分の身の回りに無意味な議論は交わされていませんか?

 

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