あなたはなぜ「部下を育てる」のですか?

昨日は、ある団体の研修プログラム制作の打ち合わせ。

なかなか濃い話が出てきて、やはり研修制作過程で得るものが大きいことを実感しました。

そのあとの飲み会でちょっと飲みすぎたのか、今日は一日調子が出ないままでした。

お酒はほどほどに。でも楽しかったのです。

 

こんばんは、コーチングスケイプの大森です。

 

よく「相手に合わせた教え方をしなさい」という話を聞きますが、今日はそれについて書いてみます。

相手に合わせるというのは、相手のわかる形で伝える、ということでしょうね。

では、相手がわかる形、を知るためにはどうしたらいいのでしょう。

 

指示を出したり、やり方を教える。これはこれでいいのかもしれませんが、きっとそれ以前にやることがあるのだと思うのです。

「~しなさい。いいですね!」
「はい、わかりました」

この会話だと、教えた方は相手がわかってくれたと思い込み、実際に分かったかどうかは窺い知れないからです。

では、どうするか。

まずは相手がわかっていること、わかっていないことを確認しなければなりません。

そして、わかっていないことは、なぜわからないのか?という疑問を持ちながら接する必要があります。

こんな時に便利な道具が「質問」です。

 

たとえば、コミュニケーションに悩むクライアントがいたとします。

コーチングのセッションで対話をしながらクライアントが「自分の言い方がきついので、部下が委縮してしまっているのではないか」ということに気が付き、部下を委縮させない言い方を考えたとします。

それで、次のセッションまでにそれを実践してもらったとしましょう。

「実際にやってみて、どうでしたか?」というコーチの問いかけに、クライアントは「うまくいきました」と答えます。

それでまたコーチは「それで、部下の反応はどうでしたか?」と問いかけると、クライアントは「えっ?」と言いました。

このクライアントは自分の言動には意識が向いているけど、部下の反応を意識していないということがここでわかるわけですね。(余談ですが、コミュニケーションが苦手な人は、相手の反応を観察していないことが多いのです)

これで相手が理解していない項目が一つ明らかになったので、相手の反応を意識させることがコーチ側の仕事になります。ただ単にやることを伝えるのではなく、相手のわかっていないことを確認しながら進める必要があるのです。

 

実にまどろっこしいことのように思いますが、コーチングに限らず人に何かを教えるということは根気のいる作業です。

部下を育てる方法とかスキルとか、とても大切なことだと思いますが、それを続ける根気を持続させるような確固たる信念を持たないとなかなかうまくいきません。

 

あなたはなぜ「部下を育てる」のですか?

 

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