「コーチらしさ」って何だろう?

コーチングって、相手の考えや気持ちを尊重し、大切に扱い、相手のやる気を引き出して、、、ととても素晴らしいものですよね。このコーチングを行うコーチは当然、いつ如何なる時もこれらの行為をするはずです。

本当でしょうか?

がっかりする人もいるかもしれませんが、おそらく多くのコーチは「いつ如何なる時も」コーチングの精神を貫けているわけではないと思います。完璧な人間なんていません。でも、理想はある。そうですよね。

複数の人間が協同して仕事を進めたりするとお互いに利害関係が出てきます。それがコーチ同士だと時々ある現象が起こるのですね。それはこんな言葉。

「あの人、コーチなのに」

この言葉に続くのは、言われている人が出来ていないことです。要約すると「コーチらしくない行動をとっている」ということですね。

最近「コーチらしさ」について考える機会がありました。例えば医者とか、警察官とか、例外はあるものの大よその一般的なイメージというものがあります。これはその職業が多くの人の目に触れる機会があり、長い時間を経て人々の中に生まれた職業イメージが一般化されたものです。でもコーチという職業はまだ一般的には認知されていませんし、当然長い時間は経過していません。なので、一般的なイメージとしての「コーチらしさ」というものは存在しないのです。

では「コーチらしくない」とは、どういうことなのでしょうか。まどろっこしい言い方に変換すると、

「あなたのその行動は、私が思い描いているコーチという職業イメージと合致していません。」

でしょうね。これって、実は自己矛盾を含んでいることに気が付きませんか?

言っている本人は、ともすると「私の価値観やイメージに基づいて判断すると、あなたは間違っている」というメッセージになるわけで、言っている本人も「コーチらしさ」から外れているのでは?

正直に申し上げると、私もよく「コーチとして」云々、「コーチなんだから」云々という言葉を口にしてしまっています。だから、これに気が付いて猛省をしておりまして、このブログで懺悔する次第です。

まだまだ過渡期のコーチング業界で、いろいろなスクールで学んだコーチがそれぞれの信念をもって交わりあっています。まず、お互いがお互いを認め合う土台作りから始めなければいけないのでしょうね。

はい、気を付けます。

 

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