「なんとなく」の蓄積と、あなたの未来

人って、いろいろな体験をしていますよね。自覚がなくても、生まれてから今まで、ずいぶんと長い時間を体験を通して重ねてきているはずです。

ところで、その体験をどのくらいまで明確に認識しているのでしょうか。何かのきっかけで思い出すことがない限り、その場面を明確に頭の中で再現することって、案外少ないのかもしれません。

こんなことを書くのは、コーチング・セッションを通じてクライアントさんの話を聞いているとき、「どうしてこの人はこのような行動をとるのだろうか?」と思い、それを質問してみるのですが、即答できる人は少ないのです。でも、よくよく質問を繰り返していくうちに「あ、そういえば、過去にこんなことがありました。その影響かも知れないですね」と自分の体験を語り出すのです。そして、その体験はその人の今に影響を与えているんだということがわかります。

こんな会話をしないと思い出せないのですが、しっかりと体験が今の自分に影響を与えている。普段はなんとなくやり過ごしているのですね。

自分がリーダーとなった時に、どのようなスタイルを築き上げるのか。それは過去の体験かも知れません。以前の上司に言われていたこと、教えられたこと。部下であった自分がその上司から受けた体験が自分のマネジメントスタイルに影響を与えている。

「なんとなく」行っている今の行動は、誰かから「なんとなく」受け取った経験が影響していて、「なんとなく」そんなものだろうと思っている。

この「なんとなく」の体験を棚卸してみると、意外なものが見えてくる時があります。そしてはっきりとそれを自覚することで、これからの「なんとなく」を変えることができる。そして、今の自分を変えるきっかけになったりするかもしれませんね。

 

あなたの身の回りの「なんとなく」は、どのようなものでしょうか?

 

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Photo by davitydave