疑問を持つ、ということ

セミナーや研修を受講して「何か質問はありますか?」と聞かれることってありませんか。この時、頭の中に質問、疑問が浮かんでいる人ってどのくらいいるのでしょうか?

私も講師として同様の質問をします。質問が出るときもあれば、出ないときもあります。もちろん私の話の内容や話し方にも原因があるのでしょうけれど、質問が出てこない原因がほかにもあるのだと思っています。質問をしない人は、質問や疑問で頭が満たされているのに、遠慮して質問が出ないのでしょうか。それとも?

何日か前の投稿で、知的パッケージという言葉が出てきました。疑問を持たずに話を聞いてしまう原因の一つです。こうした知的パッケージに慣れてしまうと、話を聞いているときに疑問が生まれなくなることが考えられます。

では、疑問を生むためにはどうしたらいいのでしょうか?

セミナーだと、受講者にわかりやすく説明するために具体例を示します。この具体例はセミナーの内容を理解するためには必要なのですが、このまま受け取ってしまうとそこから先の思考につながりません。まずは相手の話の内容を抽象化することが必要なのです。抽象化すると応用範囲が広がります。一般化とか汎用化といってもいいでしょう。

抽象化して応用範囲を広げた後は、自分の得意分野につなげて考えてみることです。私の場合でしたら、講師が話している○○○は、コーチングで言えば●●●という部分にも使えるな、とか。理解度を深めるだけでなく、自分の得意分野と相対させることで、話されている分野と相対させた分野の共通点と相違点が見えてくるはずです。相違点は応用できないのか、それとも前提条件を合わせることで応用が可能なのか?など、話の内容を一歩踏み出たところで疑問が生まれるのです。

単純に講義内容を理解するだけでなく、自分自身のためになる、使える知識にするために、このような疑問を持つことはとても大切なことだと思います。他にも疑問を生み出す方法はいろいろあると思いますが、興味があればお試しあれ。

 

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