21年前の今日のこと

今日から21年前、阪神淡路大震災が起こったんですよね。

私は関東の人間なので、直接の被害はありませんでしたが、テレビの画面で見た光景が未だに記憶に残っております。

被害にあわれた方に改めてお悔やみ申し上げます。

 

おはようございます。コーチングスケイプの大森です。

 

震災の当日、務めていた会社のアメリカ本社から来た人間を大阪の会社に連れていくという役目を負っていました。遅刻ギリギリで会社に行く前にテレビでその光景を見て「これは中止だな」と思っていたのですが、当時の上司はそれを知りませんでした。だから「何とかなるだろ、行け」という感じの反応だったのです。それでも時間が経つにつれ情報が伝わってきて、ようやく中止の判断が下されました。一日連れていたらどうなっていただろうとか、そんなことも考えていた記憶があります。

その日、家に帰ってからも話題は震災のことでした。不謹慎ながら身内で被害にあった人間がいないことに安堵していたのです。

 

そこから2,3日経って、実は兄が三宮にいたということが分かりました。被害にあった身内がいたじゃないですか!実際にはけがを負うこともなく、多大なる不安と不便をこうむった程度だったみたいですが。

兄が三宮にいることは実家の母が知っており、しかも兄は大事になった状況の中、1時間くらい足元の悪い道を歩いて通話可能な公衆にたどり着き、電話の前で列をなしてようやく自分の番になって実家に電話を掛けていたのです。朝方だったということもあるのですが、その時の会話は、

兄「あ、もしもし」
母「おはよう。どうしたの?」
兄「大きな地震があって大変なことになっているけど、俺は大丈夫だから安心してね」
母「地震?こっちは全然揺れなかったよ」
兄「じゃ、他の人も並んでいるから切るね」
母「わかった」

という内容だったらしく。

おおらかな母には事の重大さが伝わらず、後に世の中で騒ぎになっている地震のこと、兄が出張で三宮に行っていたこと、電話があった事、これらが結びつくのに時間が掛かったようです。母の名誉のために言っておきますが、認知症とかそういうたぐいのものではなく、おおらかなだけです。そして21年経った今も元気です。

改めて被害にあわれた方にはお悔やみを申し上げますが、毎年この家族の平和なエピソードを思い出してしまうのですね。

 

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