褒めるのには理由がある

今日は小学生の娘が風邪で学校を休みました。念のために医者に連れて行ったところ、インフルエンザではないということでしたのでひと安心。

という私も再び風邪気味で、あまり体調がすぐれません。体調を崩すと弱気になったりしますので、無理しないで体と心を整えようと思います。

 

こんばんは、コーチングスケイプの大森です。

 

何日か前に「褒める」ということについて書きましたが、今日はその続きみたいな話を書きます。なぜコーチングでは相手を褒めるのかという話です。

前回書いたように褒めているのにそれが相手に伝わらない理由は、褒めるポイントがズレていたり、双方の関係性によっても効果は変化するからです。そのほかにもいろいろな理由があるですが、そのひとつが自己肯定感と自己効力感が低いということが考えられます。

自己肯定感は読んで字の如く「自己を肯定的に捉える感覚」です。もっと簡単に言えば、自分が好きかどうかともいえます。

相手が「自分」という存在が好きならば問題ないのですが、「自分でも自分が好きになれない」という場合は少し話が違ってきます。

 

嫌いなタレントのことを褒めている人を見て、なんで?といい気分がしない。こんな経験ありませんか。それと同じように、自己肯定感が低い人を褒めても、その人が嫌いな「私」を褒められてもうれしくないかもしれないのです。

こういう時は様々なアプローチをしながら、少しずつ自分のことを正しく認識してもらい、少しずつ「私」を受け入れられるようにサポートしていきます。

私なんてどうせダメな人間ですよ、と思われている限りは行動が起きませんからね。

 

二番目の自己効力感は「私なら出来ると思う感覚」です。簡単に言えば自信のようなものです。自分の能力を過小評価している人を褒めても、自分には過分な褒め言葉と受け取る傾向があるようです。

セッションでやることは明確になっても、「自分にはできない」と思っている限りはチャレンジは起こりません。失敗するかもしれないけれど、成功する可能性もあるんだということを認識してもらうことで、新たな挑戦をする気が起きるのです。

自己や能力に対する認識が正しくなければ、そこからいろいろな問題が発生します。まずは基盤を整えて、行動を促していくということが大切になります。

 

コーチングは相手の知識や能力を引き出しながら、自ら考え行動を起こすことを重んじます。

なので、我々コーチは「褒める」だけでなく、その人の「強み」や今の状態などをフィードバックをしながら、クライアントの自己認識を高め、行動を促していきます。

 

この意図を持たずにやたら「褒める」という行為を繰り返しているコーチがいたとしたら、私は「何を考えているんだろうか?」と疑ってしまいます。

時々いるのですが、いい人になりたいとか、人から嫌われたくないなどという理由が見え隠れしている人もいるのです。そういう方はコーチと名乗る前に、自分にコーチを付けて基盤を整えた方がいいと思います。

 

あなたは自分のこと、どのくらい好きですか?

 

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